2017年01月09日

樹齢100年以上のいちょう並木(東京 光が丘)

今はすっかり落葉した時期ではありますが
こちら二列の並木のいちょうは
都営大江戸線光が丘駅から光が丘公園に向かって
南北に伸びる並木道。

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説明板によると樹齢100年以上のもので、
明治40年(1907)春、千代田区丸の内二丁目から3丁目付近、
かつて東京都庁(旧東京市役所)前の道路に街路樹として、
幹回り40cmの成木を試植したもので、
現存する街路樹としてめずらしい長寿のものだそうです。
昭和60年(1985)、東京都庁前の道路の地下部に
日本国有鉄道が京葉線の駅舎建設を開始し、
工事のため支障となったいちょうを一時苗圃に移して、
その後国鉄から事業を引き継いだ
東日本旅客鉄道(株)によりこの地に再移植されたのだそうです。

変化に適応して、生きていけるものって
強いですね。
いちょうの意思とは関係なく、
植えられた場所が変わろうとも、
時代が変わろうとも。

樹齢100年以上。
今は枯れ木のように見えるけど
秋は黄色の葉っぱと銀杏でいっぱいでした。
その内部に秘めた生きる力は
ものすごく大きなものがありますね。

ただ今、枝は着々と
芽吹く準備をしている最中。
春になったら、一斉に
そのエネルギーが発散されて
このあたりの空気は
うんとパワーアップするといいな。

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一本一本の木に、木の精が宿っているようです。
特に人通りが少なくなる夜の時間帯は
木が話をしているみたい。
posted by Lana-Peace at 21:45| アート / 歴史 街の中