2016年12月21日

大学としてその名が生き続ける息子(アメリカ スタンフォード大学 Leland Stanford Junior University)

一人息子の名を掲げた大学の創設、
そう聞くと、一体どれほどスケールの大きい
富豪の事業だろうかと思うことでしょう。
しかしそこには、病気のため、
15歳で夭逝した息子の名を、
この世に永く留めておきたい、
という親の切なる願いが込められていたのです。
今日はアメリカのカリフォルニア州にある
スタンフォード大学にまつわるお話を、
ご紹介したいと思います。

一人息子に先立たれた
スタンフォード夫妻の軌跡をたどると、
悲しい気持ちやお子さんへの愛情は、
新しい何かを生み出し、
そして困難を乗り越えていく力に
変わる…そのように思います。

そして15歳で終えたリーランド・ジュニア一人の命が、
今はスタンフォード大学の学生、卒業生の
何万人もの人生として生きて、
世の中で今も活躍しているとも言えるのかもしれません。


Lana-Peaceエッセイ
お子さんを亡くした古今東西の人々
「大学としてその名が生き続ける息子」
http://www.lana-peace.com/2/2-2-022.html