網膜芽細胞腫(もうまくがさいぼうしゅ)と診断され、
3歳の時、右目を摘出し、義眼を入れることになった少年は
83歳で生涯を閉じるまで
80年の人生の時間を、自分の可能性を閉ざすことなく
活き活きと生きていきました。
アメリカのテレビドラマ『刑事コロンボ』で
「うちのカミさんがね…」と話す主人公のコロンボ警部と言えば、
思い出す方もいらっしゃるかもしれません。
俳優ピーター・フォーク氏のお話を
今日はご紹介したいと思います。
演技と絵画の才能を発揮したピーター・フォーク氏。
どちらも目がキーになってくるものだけど
両目であろうと、片目であろうと、
見る、という可能性を広げていくのは、
自分次第なのかもしれません。
私は20代の頃に勤めていた病院で、
網膜芽細胞腫のお子さんのお世話を担当したことがありました。
どのお子さんも、皆愛らしく、
一人一人が心に残っています。
あれから長い時間が経ったけれど、
それぞれが、それぞれの人生を
幸せに生きていてほしいなあ…と切に思います。
詳しくはこちらに書きました。
Lana-Peaceエッセイ
病気と一緒に生きていくこと
「自分の可能性を広げ続けた80年」
http://www.lana-peace.com/1/1-1-096.html
【病気のこどもと家族のために 目・耳が不自由なこどもの最新記事】
- おなかで音楽を聴く画家 ルネ・プランスト..
- ユーモアとリフレーミングが救った心 ティ..
- 恐怖を乗り越えて描き進める絵筆 ティモシ..
- 耳の不自由な人が耳の聞こえる人と通話でき..
- 「教育によって開花する才能」―「京都盲唖..
- 常識を飛び越える勇気と努力がもたらした成..
- たとえ耳が聞こえなくなったとしても…(難..
- 苦境から見出す生きがいと喜び
- 目標が支える情熱(ルートヴィッヒ・ヴァン..
- 信じる心、引き出す力(今井絵理子『ココロ..
- 音のある世界へ、ようこそ 〜母の涙と笑顔..
- ヘレン・ケラー女史 言葉から想起する力
- ヘレン・ケラー女史 求婚された時
- バース・ギャロン女史 征服されない精神力..
- ヘレン・ケラー女史「両手に余るほどの可能..
- ヘレン・ケラー女史 選び取る幸せ
- わくわくの毎日が生み出す幸せ ネブラスカ..
- ヘレン・ケラー女史 知識の断片が、思想..
- ヘレン・ケラー女史 プロセスの全体を補う..
- ヘレン・ケラー女史 夢にも思わなかったよ..