2016年10月17日

「白菊に紙雛図」鈴木其一  (サントリー美術館展示)

サントリー美術館(東京・六本木)の
「鈴木其一 江戸琳派の旗手」より
印象的だったものをご紹介。


白菊の手前に一対の紙の男雛と女雛が描かれています。 
今は雛人形は桃の節句に飾りますが、
解説板によると、江戸初期は菊の節句(重陽の節句)に
虫干しを兼ねて飾ったのだそうで
「後の雛(のちのひな)」と言うのだそうです。

半年ぶりに日の目を浴びる紙雛。
暗い箱の中では、楽しくないものね。
そして、虫干ししながら
大事に使っていたんだなあ。

掛け軸1枚にも、いろんな背景が
含まれていますね。

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白菊に紙雛図
鈴木其一
一幅
江戸時代後期
個人蔵
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posted by Lana-Peace at 21:18| アート / 歴史 絵画・彫刻・陶芸