2016年10月10日

「雪中檜に小禽図」酒井抱一 (サントリー美術館展示)

サントリー美術館(東京・六本木)の
「鈴木其一 江戸琳派の旗手」より
印象的だったものをご紹介。

其一の師、酒井抱一の作品です。
雪の積もる庭の檜の根元に
墨の濃淡で描かれたあどけない小さな鳥。
その胸と腹は淡い黄色で、実に温かみのある色合い。
静寂の庭の中に小鳥の小さなさえずりや
体温が伝わってきそうで
ほのかだけど確かな生命が感じられるものでした。


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雪中檜に小禽図
酒井抱一
一幅
江戸時代後期
細見美術館所蔵
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posted by Lana-Peace at 11:23| アート / 歴史 絵画・彫刻・陶芸