2016年07月12日

「親の怒りのエネルギーを憂う子」――糸川洋『トゥルー ミディアム』より考える

大切な人に先立たれた後、
心の中にぽっかり空いた穴を「なかったこと」にはできません。
その穴と共に生きて行くしかない現実は、
本当に苦しいものです。
でもその穴の開き方、穴の質によって、
遺された人々の生きる姿勢は大きく違ってくるのでは…と思います。
死後の世界を感じることが、
心の変容に大きな役割を果たしてくれると思える本と出会いました。
糸川洋(2012)『トゥルー ミディアム』(Kindle版)です。

こちらには大切な方を亡くして
悲しみから立ち直れない遺族のために
霊能力を用いてリーディングを行い
亡くなった方からのメッセージを伝えている
ジョージ・アンダーソン氏の活動について書かれています。

死者からのメッセージを受けて
死がすべての終わりを意味するわけではない、という気付きを得て、
死者とのつながりを心の中で感じながら、
自分の人生をこれからしっかり生きていこうと思える…
そうした心の変容を後押ししてくれるのが、
ジョージさんのリーディングの特徴だと思います。
ジョージさんのリーティングを通して変容していった人々の心の動きは、
とても学ぶべきものが多いと思うので、
Lana-Peaceのエッセイの中で複数回に分けてご紹介したいと思います。

まずは自宅のお風呂の中で亡くなってしまった少年からの
お父様へのメッセージについて。
悲しみだけでなく、怒りと憤りに充ちた時間が
お父様と家族の生活を息苦しいものにしていたことを憂う少年。
その少年は就学前に旅立った短い人生だったけれども
彼の持つ懐の深さを知ると
素晴らしい魂の持ち主だったんだなあ…と
心洗われる思いがいたします。


詳しくはこちらに書きました。

Lana-Peaceエッセイ
魂・霊と死後の生〜様々な思想〜
「親の怒りのエネルギーを憂う子」
http://www.lana-peace.com/2/2-3-060.html