2016年06月16日

親の悲しみを上回るもの ―東田直樹『自閉症の僕が跳びはねる理由』より考える

お子さんの病気のことを考えると、心に湧き上がる思いは、
嘆きや悲しみばかりで、そうした気持ちを払拭することができない…
そういう時期を過ごされている親御さん、
いらっしゃると思います。辛いですよね。
親御さんだって一人の人間ですから、
大きく感情に揺さぶられるのは当然のことです。
でも、もしかしたらその悲しむ親の姿を、
親以上にもっと辛い思いを抱きながら見ているのは、お子さんかもしれません。

そうしたことに気付くきっかけになった言葉が、
東田直樹さんの本(※)の中にありました。
※東田直樹(2007)
 『自閉症の僕が跳びはねる理由 会話のできない中学生がつづる内なる心』
 エスコアール出版部


ジレンマを抱えたまま、心を傷めてずっと過ごしていくよりも、
もっと違った時間の流れを作ること
それは親にとっても子にとっても
必要なことだろうと思います。
そしてそれは、自分が主体になってできること。



詳しくはこちらに書きました。

Lana-Peaceエッセイ
家族の気持ちが行き詰まった時 
「親の悲しみを上回るもの」
http://www.lana-peace.com/1/1-2-065.html