2016年05月30日

小田和正氏コンサート「KAZUMASA ODA TOUR 2016 君住む街へ」(富山市総合体育館)

先日、富山で開催された小田和正さんのコンサートに行ってきました。
御年68歳と言えども、アンコール含め全32曲、3時間にわたる
長丁場を美しい歌声で、そして溌剌とされた様子が
とっても嬉しかったです。
ああ、お元気で過ごされていて、本当に良かった。
年齢を自分の味方につけているという感じでした。
いい月日を重ねていらっしゃるんだなあ。
2014年開催された「KAZUMASA ODA TOUR 2014〜2015 本日 小田日和」では
小田さんのお母様のご出身地という和歌山でのコンサートに行けたけど
あれから2年自分も元気に生きてこれたんだなあと
少々、振り返ってみたり。
がんで手術をしてからは、コンサートやライブに出かけると
何か自分の節目になるようで、格別な思いが湧いてくるようになりました。
もちろん好きなアーティストが活躍するのを
生で見られる、ってことも嬉しいけど
その人と、同じ空間で時間を共有できたことの喜びもあって。
それは生きているからこそ、だものね。

さて、オフコース時代の随分前の歌などは
自分の中学生時代の思い出とか
はるか、遠い時間が瞬時によみがえってきます。
懐かし〜!
会場に来られていた年齢層も幅広くて
20代くらいの方もいれば70代くらいとお見受けするような方も
いらっしゃいました。
それぞれの人の思いが、各曲に重なるんだろうなあ。

その中でも小田さんがピアノで弾き語りをされた
「心はなれて」「言葉にできない」は
すごく、良かったです。
小田さんが奏でる美しいピアノの旋律は
高く澄み渡る声と低くあたたかな声とミックスして
本当に、良かった。

そしてウィットに富んだ楽しいMCもありますが
すごくしんみりと静かに考えさせられるようなMCもありました。
ちょうどコンサート前日は伊勢志摩サミットで来日していた
アメリカ オバマ大統領が広島訪問した日でもあり、
小田さんはそのニュースを見入ってしまったのだと
お話されていました。
オバマ大統領と安倍総理大臣と
順に献花を行うため、献花台の前に二人並び
無言で佇んでいた短い静かな時間が
小田さんには心に残ったようです。
そしてそのMCのあとに歌われたのが「僕の贈り物」。

オバマ大統領のスピーチは
名文だと評されているけれども
むしろ小田さんは無言の瞬間の中に
言葉にできないいろいろな思いを感じたのかな。
それがオバマ大統領の「僕の贈り物」という意味で。

そう言えば、オバマ大統領の演説の最後は
こどもたちが平和の中で生きていけることを願う文章で
終えられています。
小田さんが3度目最後のアンコールで歌われたのは
「生まれ来る子供たちのために」。
その2つの間にはとっても共通するものがあるなあ。

アンコール2度目で「夏の終わり」を歌い始める前
小田さんは観客に向かって
「どうもありがとう。
 まあいろいろあると思いますけどね、前向きに生きような。」
と、おっしゃっていました。

きっとそれぞれの人の「いろいろ」があるけど、
みんなの胸の中で、響くものがあっただろうな。

コンサート冒頭の「wonderful life」では
「僕らに できることを 見つけて
 今を もっと大切に 生きてゆくんだ」と歌っていたもんね。

小田さんは60代の希望の星だなあ。
もうすぐ70に手が届く、という頃
自分はあんなにも、溌剌としていられるだろうか。

人はたとえいくつになっても、
理想や目標に向かって努力を重ねていけば
いつまでも、みずみずしく、
そして、自分の願いや夢は自分で叶えていくものなのだってこと
小田さんは体現しているなあって思いました。
posted by Lana-Peace at 15:42| アート / 歴史 音楽