2016年02月21日

素敵な絵本『ぼく』  作・絵:高野紀子, 音楽・ピアノ:山本達彦, 朗読:芝池早苗

素敵な絵本を見つけました。高野紀子さんの『ぼく』です。
山本達彦さんが昨年のライブの時に、絵本用の音楽を手がけられたお話を
されていたので、楽しみに待っていたところ、
今月発売になったことがブログでお知らせされていました。
早速ダウンロードしてみたところ、とっても素敵な絵本です!

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CHIVES' COLLECTION 1 『ぼく』
作・絵:高野紀子
音楽・ピアノ:山本達彦
朗読:芝池早苗
発行者:森山工房

畑と庭に囲まれた木のおうちには
主人公のこぐまの「チャイブス」が5人家族で住んでいます。
夏は畑仕事、雪の降る冬の間はゲーム作りに励む働き者の父さんぐま。
お料理、洗濯、掃除、いつも忙しく元気な母さんぐま。
お兄ちゃんぐまのチャイブスは工作や自転車乗りや魚釣りが大好き。
でも算数とお風呂と夜の屋根裏の物置がちょっと苦手。
仲良しの友達はアライグマのチャービルや雑貨屋さんのニップおじさん。
妹ぐまのパセリはどんぐりで首飾りを作るおしゃれさん。
赤ちゃんぐまのルバーブはいつも眠っているけど、時にはボール遊びも大好き。

おうちの中は幸せがいっぱいです。
魔法の地下室にはお母さんぐまのお手製の
シロップ漬けの果物や野菜のピクルス。
幸せの棚にはクッキーがたくさん。

あたたかい高野さんのイラストページが満載。
その中で、大きなイラストの部分をタッチすると
山本さんの作曲されたとっても美しい旋律のピアノが約1分弱、
山本さんの演奏で流れてきます。
楽しいわくわくした雰囲気だったり、
いたずらっこの元気いっぱいの雰囲気だったり、
穏やかな安らぎの雰囲気だったり…

そのページのイラストやストーリーに
命が吹き込まれるような音楽です。
そして音楽はそのイラストをもう1度タッチするまで
エンドレスで流れます。

ページに登場する「ぼくがよむよ」というアイコンをタッチすると
芝池早苗さんの朗読が流れてきますが
山本さんの音楽は止まってしまうのが残念な所です。
でも、読者が自分で音読したり、黙読する時は
山本さんの演奏に合わせて、読むことが出来ます。
こういう絵本の楽しみ方があるんですね。

山本さんはご自身のブログの中で
「僕もiPhoneにインストールし、就寝前のリラックス・タイムに利用しています。」
と書かれていましたが、大人にとっても、すごく癒しになる音楽でした。
とげとげした気持ちになった日には、その角が丸く溶けていくような。
朝起きてまだ頭がぼんやりしている時に聞くと、身体の細胞がすっきり目覚めるような。
とても素敵な音色です。美しい映画のサントラ盤のようです。

今の絵本は進化していますね。
タッチすれば、拡大されたイラストは隠れたコメントと共に出てくるし。
良い音楽と一緒に、見たイラストや聞いたストーリーは、
こどもたちがいつか大きくなった時に、その旋律と共にふっとよみがえってくるんだろうな。
そして、またその逆も然り。

大人もこどももいろんな楽しみ方ができる絵本
iBooksから発売なのでPCがWindowsの私は
今のところ携帯用のiPadでしか楽しめないところが残念。
Windows対応にならないのかなあ。

高野さんのHPをみると
『みんな』という絵本も発刊準備予定のようです。
こちらも山本さんの名前が出されていたので
山本さんが音楽を担当されているご様子。
どんな作品か、とても楽しみです。
posted by Lana-Peace at 12:33| アート / 歴史 音楽