
こちら入園料が大人は300円、小中学生は150円です。
でも、内容はとっても充実で、驚きです!
とってもたくさんのこどもたちが来ていました。
まず入口を入ると、大きな水槽が。
それも水はとってもきれいで爽やか。

ここは株式会社ヨシダより2014年12月に寄贈された
1000尾以上の様々な金魚が泳いでいます。
なんと文政2(1819)より金魚を養殖販売されていたそうですよ。
説明板によると、金魚の養殖は江戸時代中期以降に確立され、
上野の不忍池中心に大規模な養殖が始まったそうです。
このころ庶民にも浸透して金魚すくいの文化が生まれたとのこと。
ここの水槽は天井まであるような大きな水槽です。
泳ぐ金魚はきっと楽しいだろうな〜〜。
時間によってはダイバー服に身を包んだ職員さんが
水槽の中に登場して、金魚のえさをあげる楽しいパフォーマンスもあります。
そして金魚の真向かいにはシマリスのコーナーが。
でもこちら、リスさんが楽しく過ごせるように、工夫がいっぱい。


天井に向かって伸びている網の筒、何だろうかと思ったら、
なんとリスさんの空中散歩道が作られているのです。


すばしっこいシマリス、
空中散歩を見つけるのはなかなかの至難の業です!
でもこういう工夫がされているのって、
なんだかすごくうれしいね。
これを作った人たちのシマリスへのあったかい気持ちが
垣間見えてくるようで。
そして温室の中には緑のジャングルです。
ちょうちょの世界へようこそ!

小さな滝もあります。

ちょうちょがあっちもこっちも、
ひらひら。ひらひら。ひらひら。
この写真、本物のちょうちょですよ。
ただいま、ちょうちょが仲良く一休み中。

あたたかい温室の中では、人より多いちょうちょの世界。
中には、あんまり近くでちょうちょをたくさん見れるものだから
びっくりして怖がっているお子さんもいました。
なんだか異次元に迷い込んだみたいです。
チンチラのコーナーではこどもたちがリアルに体感できるように
下から潜って、透明な壁から見えるようにしてありました。
そういえば、アメリカのオレゴン動物園では
こういう展示方法を見たのだけど、
日本でもこういう展示やっているんだなあ。

親御さんにとってはチンチラよりも
楽しそうにそこから
のぞいているお子さんの姿が
シャッターチャンスのようです!
外にはお庭や小川があって、それを囲むように鳥や動物がいます。

そして虫さんコーナーもあります。

春になったら、新しい命が
いっぱいお出ましになることでしょう。
今は、こんな感じですけど。

そして虫さんコーナーの横には、
大きな木の枠があって、何人か大人がその中でごそごそ。
それは腐葉土を作っていらっしゃったのです。
この寒空の下、職員の方とボランティアの方が。
カブトムシの幼虫は腐葉土を食べるんですって。
そのための、手作り腐葉土です。
すごいですね〜

こじんまりとした生物園だけど、すごく充実してます。
小さいお子さん連れの場合は
歩いてみて回るには
「ちょうどいい」広さかもしれませんね。
派手な大きな動物はいないけど、
なんだかとっても居心地いい感じです。
そして職員さんたちの生き物への
あったかい視線も伝わってくるし。
大人もこどもも、ぜひお勧めです。
たくさん写真を撮ってきたので、
こどもたちには、また「けいこかふぇ」でご紹介しようと思います。
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