2015年12月20日

酒井抱一「蛍団扇自画賛」(MOA美術館)

MOA美術館(静岡県熱海市)の「琳派の美 光悦・宗達から抱一まで」より
印象的だったものをご紹介。

今回の展覧会の作品の中で
一番、「生命」が感じられるものでした。

画面下半分に団扇、上半分に蛍が配されているのですが
その蛍は、まるで団扇から抜け出て
ふわふわと空気中を漂い、
ほのかな光を放っているかのようです。

すごく幻想的で、でも、存在感があって
何度も展示場所に戻って見てみましたけど、
その絵自体に何か不思議な力があるような
そんな感じがしました。

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蛍団扇自画賛
酒井抱一
江戸時代 19世紀
MOA美術館(静岡県熱海市)所蔵
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posted by Lana-Peace at 10:51| アート / 歴史 絵画・彫刻・陶芸