2015年12月19日

尾形乾山「銹絵染付梅花散文蓋物」(MOA美術館)

MOA美術館(静岡県熱海市)の「琳派の美 光悦・宗達から抱一まで」より
印象的だったものをご紹介。

梅の花が紺、白、淡茶色で、たくさん重なっている様子を
表現されている蓋つきの容器です。
時代は平成になっても、家の中のインテリアに
さりげなく溶け込んでしまう感じです。
あったかい感じのする梅の花の模様です。

蓋と容器にそれぞれに梅花の模様が描かれているわけですが
正面と右側は特に上下の模様合わせはなかったけど
向かって左側から見ると、梅の模様がぴったりあっていました。
すべて合わせるのは粋じゃなくて
よく見たら一部合ってるところがあるぞ!、みたいなのが
粋だったのかな?

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銹絵染付梅花散文蓋物
尾形乾山
江戸時代 18世紀
総高8.5 蓋縦21.0 横20.3
MOA美術館(静岡県熱海市)所蔵
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posted by Lana-Peace at 17:16| アート / 歴史 絵画・彫刻・陶芸