2015年12月17日

尾形光琳「富士流水図」(MOA美術館)

MOA美術館(静岡県熱海市)の「琳派の美 光悦・宗達から抱一まで」より
印象的だったものをご紹介。

淡墨の空と淡いピンクと白の富士山、
その麓へと流れ出る淡青の川は
私のイメージしていた尾形光琳とは全然違ったのですが
こういう絵も描いたんだなあと
なんだかすごくいい意味で驚きでした。

優しいタッチで表現される富士山も
それは富士山が持つ一つの表情で
いいなあと思います。

光琳はどんな時間に、この富士の姿を見たのかなあ。
それとも心象風景なのかなあ。

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富士流水図
尾形光琳
江戸時代 18世紀
MOA美術館(静岡県熱海市)所蔵
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posted by Lana-Peace at 12:26| アート / 歴史 絵画・彫刻・陶芸