2015年12月16日

「琳派の美 光悦・宗達から抱一まで」MOA美術館(静岡県熱海市)

先日、熱海のMOA美術館で
琳派の企画展「琳派の美 光悦・宗達から抱一まで」を見てきました。

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MOA美術館と言えば尾形光琳の「紅白梅図屏風」。
新幹線で熱海を通るたびに、
「いつか見に行こう!いつか行こう!」と思っていました。
琳派の企画展だったので、当然今回の展覧会でも
展示されているだろうと、勝手に期待したのですけど、
当日会場に展示されていたのは、なんと複製。

所蔵しているというのに、ああ、なぜ複製…?
せっかく出かけたというのに、ああ、なぜ複製…?
本当に残念。。。

さて気を取り直して、MOA美術館の紹介です。
バスに乗っていったのですけど、コインロッカーに荷物を預けて、
入口に入ってみると、いくつものエスカレーター。
乗っても、乗っても、まだあるよ…。

美術館入口からエスカレーターに乗っても
展覧会会場まで到着するのに、5分くらいかかりました。
「そのつもり」で行った方が良いですね。

途中は、こんな天井で色がだんだん変わっていくので、
それを楽しむことにして。

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当日あいにくの霧雨。
高台にあるMOA美術館から見えた海と空は
区切りがまったくわからないほどの灰色でした。

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でも、雨なら雨の味わいもあり、
隣接されている庭園の松は
まるで長谷川等伯の松林図屏風のようでした。

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そして雨滴に濡れた紅葉の枝は
艶やかで、枝先までもきれいだったし。

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竹林のお庭は門が閉鎖されていて
散策できなかったけど
上から見た入口近くのススキは
酒井抱一「夏秋草図屏風」を髣髴とさせるような
雰囲気もあり。

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展覧会で見た作品で、いろいろと印象に残ったものを
いくつかこちらのブログでご紹介しようと思います。
posted by Lana-Peace at 22:14| アート / 歴史 絵画・彫刻・陶芸