2015年12月07日

天井で守る虎

こちらでご紹介したソウルの木人博物館ですが
天井に虎の絵が描かれた大きな布が貼ってありました。

さて、こちらどういう意味でしょう?

木人博物館 キュレーターの劉さんが教えてくれました。
かつて韓国では虎は魔除けの力があると考えられて、
お嫁入りの時、新婦さんの乗った輿の屋根に
虎の皮をかけたのだとか。
へー、そうなのですか…。

ということは天井の虎は、きっと博物館の空間を
大の字になってしっかり守ってくれているってことですね。

背景にある思想や文化を知ると
それがただのオブジェではなくて
どういう思いでそこに掲げられたのかを慮るきっかけになりますね。
それは相手の理解につながるきっかけだったりして…、
とか、勝手に思っちゃったりして。

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posted by Lana-Peace at 00:21| アート / 歴史 絵画・彫刻・陶芸