2015年10月04日

シャルル・フランソワ・ドービニー「ヴィレールヴィルの農家」(東京富士美術館所蔵)

こちら東京富士美術館所蔵の
シャルル・フランソワ・ドービニーの作品
「ヴィレールヴィルの農家」です。

海辺に向かったなだらかな丘の風景ですが

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左側に見える小さな白い点は
近付いてよく見ると、実は人。
白い手ぬぐいを頭に巻いているのか、
或いは白い帽子を被っているのか、
背負った籠をひとまずおいて
のどかに休息を取っているような様子。

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タイトルに「…農家」とついていますけど
東京富士美術館のHPの解説によると
「干潮時に、牡蠣や貝を採る女たちの姿を点景として、
磯の香漂う抒情を描いた大作。」のだそうです。
ふーん、そうなのか…。
こちらフランスの風景なのだけど、
なぜかそれは日本の昔の原風景のようにも見えてしまいます。

決して派手なモチーフではないけど、
なぜか、すごく惹かれる作品。

牡蠣や貝を採った後、重くなった籠を背負って
この丘を、歩いた人がいたんだなあ。
140年前、確かにそこに、
一生懸命生きていた人がいたんだなあって。

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ヴィレールヴィルの農家
Seaside of Villerville
シャルル・フランソワ・ドービニー
1870年
油彩、カンヴァス
106.0×216.0cm
東京富士美術館所蔵
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※絵画撮影は職員の許可を得たものです。
posted by Lana-Peace at 17:41| アート / 歴史 絵画・彫刻・陶芸