2015年08月29日

鎌倉 鶴岡八幡宮 神苑ぼたん庭園「湖石の庭」

鎌倉の鶴岡八幡宮にの敷地内にある神苑ぼたん庭園の中に
「湖石の庭」があります。

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こちら設置されていた説明板によると
「湖石(太湖石)」とは中国江蘇省の太湖という湖の底から
掘り出される石で、石灰岩に属するのだとか。

ごつごつした不思議な形で、
大きい穴、小さい穴がたくさん開いています。

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中国では湖石は天然記念物として保護されて
国外への持ち出しを禁止されているそうですが
昭和59年当時の中国大使夫妻の特別な計らいで
鶴岡八幡宮ぼたん庭園へ特別に寄贈されたのだそうです。

自然の作り出す造形って本当に不思議ですね。

湖石という呼び名を初めて聞いたので、ちょっと調べてみたのですが
飛田範夫先生の「中国と日本の古代絵画の太湖石」によると
8世紀から9世紀にかけて活躍した中国の大詩人 白居易は太湖石を愛し
詩にも詠んでいるそうです。
こちらの論文は飛田先生が苦心されて転載許可を得られた図が
たくさん掲載されているので、とても理解の助けになります。
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そして、神苑ぼたん庭園の中には石筍(せきじゅん)もありました。

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これは中国江蘇省より湖石の庭十周年と齋館竣工を記念して
平成6年11月中国江蘇省人民政府から寄贈されたのだそうです。

この石はその表面の模様から魚鱗石とも言われるとのことで
竹と共に植栽したこの石は筍(たけのこ)に見立てられて
石筍と称されるのだそうです。
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石って自然の造形物だけれども
何かそこに意味を見出して配置すると
たちまちそこが、何か特別な空気感を持ってくるから不思議ですね。
posted by Lana-Peace at 16:32| アート / 歴史 公園・庭園