2015年08月11日

日本の美しいお庭いろいろ〜浄土宗大本山 天照山蓮華院 光明寺 記主庭園(神奈川県鎌倉市)

光明寺は本堂に上がって左に進むと、開山堂へ行く渡り廊下があって、
その右手に大きな池の記生庭園が広がります。
こちら蓮がとても有名なお庭で、当日午前7時過ぎに行って見ると、
蓮目当てに写真を撮っている方が、何名かいらっしゃっていました。
こちらの池の蓮は錦蘂蓮(きんずいれん)と大賀蓮があります。

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本堂から進むとすぐに池の手前の方に
たくさん群生しているのが錦蘂蓮(きんずいれん)です。
写真で見ると黄色い丸で囲った辺り。
当日、こんなきれいな錦蘂蓮が開花していました。

DSC03584.jpg

そして古代蓮として有名な大賀蓮は写真では奥のピンクの丸を付けた辺り。
開山堂から書院へ進む渡り廊下の前にあります。

7月25日に訪れましたが、錦蘂蓮はたくさん咲いていたのですが、
お寺の方のお話によると大賀蓮は今年の夏の暑さのせいで、
7月第一週頃が見頃で、もう終わってしまったのだとか。
残念。でも、2000年以上前の蓮の実から発芽し、開花した大賀蓮は
葉っぱだけ見ても、生命力にあふれていました。
(詳しくはけいこかふぇでもまた取り上げますけどね!)

DSC03518.jpg

訪れた当日は観蓮会が開かれるため、午前8時過ぎにはお坊様が
宗祖法然上人800年大御忌を期して建てられたという大聖閣(たいしょうかく)の
2階の窓を開けられました。

DSC03622-1.jpg

そうすると、なんと回廊からも阿弥陀様の金色に光る光背が見えます!
その周りには玉虫色の光の筋が放射している様子が再現されています。

DSC03622.jpg

まるで『観無量寿経』に登場する浄土の世界が想起されるようでした。
ああそういえば…と思い出したのが、極楽浄土の世界が描かれた
絹本著色浄土曼荼羅図(重要文化財)です。
この曼荼羅図には阿弥陀三尊の手前に蓮の池が広がり、
蓮の上には小さな仏様が座っていらっしゃいます。
九州国立博物館所蔵の浄土曼荼羅図ですが、
国立博物館所蔵の国宝・重要文化財が取り扱われた
「e国宝」でも見ることができます。
丁寧で緻密な曼荼羅図は作品としても素晴らしいけれど
これが信仰の対象として、心を込めて一筆一筆、描かれたのだと思うと
ああ、なんてすごいんだろうと思います。
私がとやかく言うまでもなく、一度見て頂くと、
その凄さが伝わるだろうと思いますので、ぜひこちらをどうぞ!
画面上「画像拡大」ができるようになっていますので
蓮の上の仏様も、見えるはずです!

<絹本著色浄土曼荼羅図>
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重要文化財
1幅
絹本著色 掛幅装
縦128.5×横123.6(145.4)
鎌倉時代・14世紀
九州国立博物館所蔵
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posted by Lana-Peace at 00:38| アート / 歴史 公園・庭園