2015年08月08日

たくさんの愛に充たされた時間を生きた少年

待ちに待った我が子の誕生。
そのあと、次々といくつもの病気がわかった時、
ご家族はショックな気持ちだったり、
これからどうしていけばいいんだろうかと途方にくれたり
どうしてうちの子に、こんなにいろいろ起こるのかと
やり場のない怒りが起こったり
いろんな気持ちになると思います。

先日お目にかかったお父様、
息子さんのFくんは春の日にお空に帰っていきました。
Fくんは医学的に見たら、本当にすごく大変な状況だったけれども
何一つ愚痴を言わず、ただひたすら、お子さんの命を慈しんでいました。

ポツリポツリと語るその言葉に、
時々、声にならない嗚咽で肩を震わされている時
思わずこちらがもらい泣きしそうなことも
何度かあったけど、
だけど、お父様のお話を聞いて、写真を見せて頂いた後、
そのお子さんの命に対して心からの敬服と
すがすがしい感動でいっぱいになりました。

Fくん、
私はあなたにお目にかかったことはないけど
あなたの人生がどれだけ短いものであっても
たくさんの愛に充ちた時間であったことを
私は忘れないよ。
そしてあなたのご家族がどんなに心を痛めて
そして頑張ってこられてきたか、
それも、忘れないよ。

Fくん、
どうか、これからはお父さんとお母さんとお兄ちゃんが
自分の時間を大事にしながら生きていけるように
空からしっかり見守ってあげようね。
それが、これからのFくんの大事なお仕事だと思うよ。