2015年07月05日

深まる理解と居心地の良さ(DVD『君が僕の息子について教えてくれたこと』ほか より)

東田直樹さんが中学生の時に書かれた本(※1)が
作家のデイヴィッド・ミッチェル(David Mitchell)さんによって
英訳された『The reason I jump』は、
世界各国の自閉症のご家族の元へと広がっていったのです。
その翻訳者ミッチェルさんを中心に、各国の自閉症のお子さんの親御さんへ
行われたインタビュープログラムのDVD(※2)を、最近見たのですが、
とても含蓄の深い言葉が多く、考えさせられることが多かったので、
Lana-Peaceのエッセイの中で
何回かに分けて取り上げたいと思います。

※1 東田直樹(2007)
   『自閉症の僕が跳びはねる理由
    ―会話のできない中学生がつづる内なる心』エスコアール
※2 NHKエンタープライズ (2015)
  『君が僕の息子について教えてくれたこと』


人間はそもそも万能なわけではなく、
すべてのことを知り得るわけではありません。
それはもちろん当然のことです。
しかしながら、たとえば自閉症のように、
自分の心の内を外に向けて表現することが
不得手であるがゆえに、世の中の多くの人から
不当に誤解を受けているといったことは、
周囲で多々起きているのかもしれません。

それは決して悪気を伴っているわけではないとしても
「無知」が生み出す誤解の恐ろしさは、
きっとその誤解の矛先が向けられる本人にしか、
わからないものでしょう。

だからこそ「知る」ということは、
大きな意味と役割を持っているのだろうと思うのです。

詳しくはこちらに書きました。

Lana-Peaceエッセイ
家族の気持ちが行き詰まった時
「深まる理解と居心地の良さ」
http://www.lana-peace.com/1/1-2-049.html