2015年05月01日

「親の生きる道を照らす子」土井晩翠氏 妻八枝氏の回想録「照子の思ひ出」より考える

「春高楼の花の宴 巡る盃 影さして…」で始まる歌曲「荒城の月」は、
きっとどなたも小学校や中学校の音楽の時間に、聞いたことがあると思います。
「荒城の月」の作詞者 土井晩翠氏の夫人である土井八枝さんは
お嬢さんの照子さんに先立たれた後、
死後の世界観が心の支えになった話を手記の中に綴っています。

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霊界がかくも的確にわかれば、
人間が二十歳三十歳で死なうが、
七十八十迄生きようが
それは私共にとつて問題ではなくなり、
たゞ清い天上に永遠に生きるに足る丈の心の準備を
常にする事が人生の最大目的といふ事に帰着します。

引用文献: 土井八枝(1937)「照子の思ひ出」,
村田勤・鈴木龍司編『子を喪へる親の心』岩波書店, p.155
(土井八枝氏の文章は「雨の降る日は天気が悪いより」にも前出)
※WEB掲載上、こちらで旧漢字は常用漢字に直しています。
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母がわかった霊界とは?
永遠に生きるとはどういうことであるのか?

先立ったお嬢さんの照子さんは、文字通り、親にとってまさに、
これから歩む人生の道を照らす役割を果たすお嬢さんだったようです。


詳しくはこちらに書きました。
Lana-Peaceエッセイ
魂・霊と死後の生〜様々な思想〜 
「親の生きる道を照らす子」
http://www.lana-peace.com/2/2-3-050.html