2015年03月23日

2015 オレゴンダギーセンター研修 (アメリカ, ポートランド 2015/3/19-22)

本日(まだポートランドでは2015年3月22日の夕方ですが)
日本グリーフエデュケーションセンター主催の
2015 オレゴンダギーセンター研修が終了いたしました。
4日間のプログラムは実に盛りだくさんで、
ダギーセンターの先生ほか
各セッションで講師になってくださった方々は
本当に熱心で、かつ自由な雰囲気で、深く追及していく
アメリカの学習スタイルを体験することができました。
今は頭の中にいろんなことが詰み込まれた状態で
ちっとも整理できていませんが
これからゆっくり消化して、自分のグリーフケアの活動に
活かしていきたいと思っています。

私が研修を通して受けた印象ですが
ダギーセンターは死別を体験したこどもたちや家族が
同じような境遇の人たちとの出会いや語り合いを通して
自分の中に潜む生きていく力を引き出していく場所だと思いました。
それは決して誰かに強制されたり、修正されていくのではなくて。
そうしたセンターでの経験を通して
参加したこどもや家族たちが自分自身で変わっていくのです。

きっとそれは、人間誰もが持つ「変わろうとする力」を
信じ、またお互いの存在を尊重しているからこそ
成り立つコンセプトなのだろうと思いました。

アメリカと日本、確かに社会・文化的な背景も違うから
すべてのやり方がそのまま日本に当てはまるというわけ
ではないだろうけれども、
死別を経験したこどもたちにとって、
幸多き人生であれ、と思うことはきっと同じはず。

Lana-Peace第2部のグリーフケアの活動だけでなく
現在お手伝いしている小児病院でのグリーフケアの活動にも
活かして行ければなあと思っています。

今回日本全国、そしてアメリカ国内からも
いろいろな背景の方が参加されていました。
そうした方々のお話を伺うことは
いろいろな視点を知ることにもなり、
非常に学び多い時間になったと思います。

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