2015年03月12日

「続く命、返す御恩」(映画『おみおくりの作法』を見て)

先日、銀座で映画『おみおくりの作法』を見てきました。

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ロンドン ケニントン地区の民生係の男性ジョン・メイの仕事は
孤独死した方の家族に連絡を取り、生きた足跡をたどり、
連絡が取れない場合は、その最後をその人にふさわしい葬儀を執り行い、
見送るというもの。
邦題のもたらすイメージから、人が亡くなった時にどういう風な
心構えや態度、方法を取るべきなのかを示した映画のように思うかもしれないけれど、
エンディングで出てきたたくさんの人(死者の魂の姿)、
それが死後の生を暗示しているような気がしてならず、
縁とは何か。そんなことを考えさせられる映画でした。
ちなみに原題は『STILL LIFE』です。

血縁の有無や生前の親交の深さや長さではなく、
短いながらもその瞬間どれだけ、敬意と誠意が自分に対して払われていたかによって、
深いご縁が結ばれるのではないか…。
その縁はこの世で終わるのではなく、この世が終わってから続く縁だと思えました。

詳しくはこちらに書きました。

Lana-Peaceエッセイ
魂・霊と死後の生〜様々な思想〜 
「続く命、返す御恩」
http://www.lana-peace.com/2/2-3-049.html