でも、どんなに山が好きだったとしても、お子さんが突然、山で滑落し、
そのまま帰らぬ人となってしまったとしたら、
遺されたご家族はどれほど心が締め付けられることでしょう。
今日は、そうした気持ちを抱えて苦しんできた方へ、
お伝えしたい話をご紹介したいと思います。
チューリッヒ大学で地質学の教鞭をとられ、
また登山家としての一面もお持ちだったアルベルト・ハイム先生は
1892年、スイス・アルペンクラブ年鑑に
「転落死に関する覚え書き」(※)を寄稿されました。
その内容を読むと、滑落死されたお子さんは、
ふっと火を消されたように、絶対の平安の中へ溶け込んでいったことを、
今ご家族に伝えたいのだろうと思うのです。
※下記の本に転載されています。
ラインホルト・メスナー著, 尾崎ル治訳(1983)『死の地帯』山と渓谷社
詳しくはこちらに書きました。
Lana-Peaceエッセイ
悲しみで心の中がふさがった時
「ふっと火が消され、ふわっと平安へ導かれる」
http://www.lana-peace.com/2/2-1-046.html
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