2015年02月08日

銹絵竹鶯文茶碗 (サントリー美術館 仁阿弥道八展より)

サントリー美術館 仁阿弥道八展より印象深かった作品のご紹介です。

あたたかい感じの卵色の茶碗で、
黒のような濃いグレーの銹絵(さびえ)の笹の葉と鶯。
鶯は枝にとまりその先に葉が、茶碗の上縁に向かって伸びています。
今にも飛びそうな鶯は、まさに「これから飛ぶぞ」という
待ちのエネルギーがたくさん詰まったように感じられます。
大きく飛躍する時は、待ちのエネルギーが肝心かもね。
焦ってしまうけど。

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52 銹絵竹鶯文茶碗
仁阿弥道八作 
岡本豊彦画
江戸時代 19世紀
滴翠美術館
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posted by Lana-Peace at 00:57| アート / 歴史 絵画・彫刻・陶芸