2015年02月06日

色絵狸炉蓋 (サントリー美術館 仁阿弥道八展より)

サントリー美術館 仁阿弥道八展より印象深かった作品のご紹介です。

炉蓋の上に鎮座(!?)している法衣を着た
タヌキを模した炉蓋です。
これが本当にお茶室にあったら、仰天するし、
その場が一気に和みそうです。
ひょうきんな表情で、おなかの太り具合や
まあるい背中の肉付き、
質感がとても頼りがいのあるタヌキの和尚さんのようです。
後ろに回って見ると、ちゃんと法衣の下からしっぽが見えていました。
昔話の分福茶釜を髣髴とさせる、ユーモアにあふれた作品です。
当日は会場の一番最初に展示されていました。

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133 色絵狸炉蓋
仁阿弥道八
江戸時代 19世紀
東京国立博物館
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posted by Lana-Peace at 00:51| アート / 歴史 絵画・彫刻・陶芸