2014年12月28日

ベー・チェチョル氏(배재철, Bae Jaechul)東京公演 2014(3)神に選ばれし者

声帯手術を執刀された一色信彦先生のお話では、
チェチョル氏の横隔膜の動きを支配する横隔神経麻痺は、
もうどうしようもないから、
この状態で何とか頑張ってほしい、ということだったそうですが
2008年より右肺は8、9割動くようになり、
右肺の機能が回復したのだそうです。
それで、このような声量が保てるようになったのだと。

これまで一色先生はチェチョル氏の回復について
一色先生の努力が60%、ベー氏の努力が40%と
思っていたそうですが、本日、リハーサルを聴かれて
一色先生の努力が30%、ベー氏の努力が70%だと
思い直されたのだそうです。

奇跡のテノール
そう形容されるけれども
奇跡と言ってしまったら
チェチョル氏の努力が消されてしまいそう。
でも、奇跡以外のどんな言葉が当てはまるのだろうか?

チェチョル氏の歌声を聴きながら、
「神に選ばれし者」そういう言葉がふと浮かんできました。
人によってはもう絶望から立ち直れず一生を送るかもしれない
それほど大きな困難が待ちうけていても、
それを乗り越え、それまで以上の何かを達成して行くこと
それはとても価値のあることだけれども、
誰もができるものではないはず。
だから神は選んだのかもしれない。
奇跡のような出来事を成し遂げていくための
努力を続けていける人だから。
posted by Lana-Peace at 01:28| アート / 歴史 音楽