2014年12月14日

山本達彦氏 MANDALA LIVE 2014 〜Live en Quatre Saisons・Hiver〜

昨日、南青山のマンダラで開催された山本達彦氏のライブ
TATSUHIKO YAMAMOTO MANDALA LIVE 2014
〜Live en Quatre Saisons・Hiver〜に行ってきました。
山本さんがボーカル、ピアノで
Monjeuの三輪崇雅さんがギター、戸川智章さんがベース、
江野尻知宏さんがドラムスで参加されていました。

どの曲もとても素敵な選曲だったのですけれど
その中で当日2曲目に歌われた「Champagne Snow」がとても印象的でした。
山本さんのピアノソロで歌われたのですが、
伴奏の音の組み合わせ、和音の美が繊細なのに、すごい迫力でした。
1つ1つの音がいろいろなバリエーションで組み合わされると
こんなに素敵で、大人の雰囲気になるんだなあ。
山本さんの甘い艶のある声の響きと美しいピアノの旋律によって
ライブ会場が突然、どこか異空間に移動したようでした。

こちら1991年リリースされたアルバム「ONCE IN MY LIFE」に
収録されている歌のようで、あとで家に帰ってから聴いてみたのですけど、
私は断然、昨日のライブの「Champagne Snow」の方がいいなあ。
同じ今の時代に生で聴けて良かったなあ。
100年後、CDを聴いても、伝わる良さは違うだろうから。

時間の醸成するものってすごいですね。
人はとかく年齢を重ねると、できなくなることが増えるけれど
より磨きがかかるものも、決して少なくないんだなあって嬉しい。

MCの中でお話されていたことですが、お父様が生前、達彦さんに
「人は自分の器以上には生きられない」と仰ったそうです。
詩や俳句を愛した方だったそうで、その行間の中に込められた
深い意味があるのだと思いますが、
自分の足元をしっかりみて、自分の与えられた使命に向かって
自分の能力と努力を掛け合わせていくように…ということを
お父様は伝えられたかったのではないかなあと思いました。

きっとそれは達彦さんもわかっていらっしゃるようで
今自分のなすべきこととして、
「過度な革新的なことではなくて、自分の1番いい部分をおし進めて行けば
 成功は後から付いてくる」って仰っていました。
その時、その時の流行というものはあるけれど、
そういったものに迎合した動きではなくて
揺るぎない信念と自信を持って続けられた努力が生みだすアートって
真価があるはず。

美しい音の世界に浸ること2時間。
その合間に、意外なお茶目な一面をのぞかせてくれながら
お話される中に、実に深い言葉がいくつもありました。
そういう言葉を楽しむのも、ライブならではですね。

ライブの後、せっかく南青山まで来たので
会場の最寄りの駅の銀座線「外苑前」から
表参道まで足を延ばしてみることにしました。
この時期、イルミネーションが美しい表参道、
とてもたくさんの人でした。

夜空の元につながる木々の灯りの輝きは
まるでさっきまであった音の世界がそこに再現されているかのよう。
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日常の中にアートの風が吹きこまれると、
気分も変わっていいですね。
posted by Lana-Peace at 20:19| アート / 歴史 音楽