2014年09月27日

「死後も娘を守ろうとする父」

お子さんが亡くなる時、先に亡くなっているお子さんの友達が
迎えに来てくれる例
を紹介いたしましたが
亡くなった家族も来てくれます。
それをしっかり実感できるお話が、アイルランドでありました。
ウィリアム・バレット先生の報告によるものです。
レイモンド・ムーディー先生の著書(※)の中に登場します。
  ※レイモンド・ムーディ著, ポール・ペリー著, 堀天作訳(2012)
   『臨死共有体験 永遠の別世界をかいま見る』ヒカルランド

ダブリン王立科学大学の物理学教授ウィリアム・バレット先生は、
19世紀後半から20世紀前半にかけて活躍された、物理学者ですが
1924年、奥様で産科医のフローレンス・バレット先生から、
ある不思議なお話をを聞いたことにより、
人の最期について研究するようになっていきました。
ウィリアム先生の調べた事例の中で
17歳のお嬢さんを病気で亡くされた女性の文章が、残されています。
5年にわたる闘病生活は、後半の8カ月間、寝たきりとなりましたが
娘の最期の時期に、既に他界していた父親が
現れてきてくれました。
それは自分の死後も「すべてが無に帰するわけではない」と
娘に安心感を与えてくれたことでしょう。

キリスト教の結婚式では「死が二人を分かつまで…」といった文言によって、
お互いの愛情が確認される場面があります。
でも死が人々を別れ別れにさせるわけではありません。
大切な人とのつながりは、この世とあちらの世界といった違いを超越して、
続いていくのだろうと思います。

詳しくはこちらに書きました。
魂・霊と死後の生〜様々な思想〜 
「死後も娘を守ろうとする父」
http://www.lana-peace.com/2/2-3-044.html