2014年09月11日

言葉と遺伝子発現

新約聖書のヨハネによる福音書1章1節は、次のような言葉から始まります。
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初めに言(ことば)があった。言は神と共にあった。言は神であった。(略)
言の内に命があった。命は人間を照らす光であった。

引用文献:
ヨハネによる福音書 1章1節
新共同訳(2012)『The Study Bible 新約聖書』日本聖書協会, p.163
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キリスト教の信仰の有無に関わらず、「ことば(言・言葉)」はとても大切です。
言葉は自分の気持ちを表す手段であり、また人は言葉によって励まされ、
あるいは言葉によって傷つき、その心は言葉によって大きな影響を受けるからです。

さて、その言葉によって人は遺伝子発現にまでも影響が及ぼされるという話を
ご紹介したいと思います。
極度にネガティブな言葉は、聴いた言葉を理解するために大切な役割を果たす
ウエルニッケ野という言語中枢の機能を制御する遺伝子の正常発現を阻害し、
攻撃的な言葉は、ある特異遺伝子(肉体的ストレスから私たちの身体を守ってくれる
神経化学物質の生成に関わる)を破壊することが
アメリカの脳神経学者 アンドリュー・ニューバーグ先生の著書(※)に
書かれていました。
※アンドリュー・ニューバーグ, マーク・ロバート・ウォルドマン著,
 川田志津訳(2014)『心をつなげる』東洋出版

病気のお子さんのご両親にとって、医師からの説明によって一喜一憂し
周囲の言葉によって慰められたり、落ち込んだり。
でもそれは身体にとって大きな影響を及ぼすものだから
言葉とうまくつきあっていくこと、肝要なのだと思います。

詳しくはこちらに書きました。
家族の気持ちが行き詰まった時 
「言葉と遺伝子発現」
http://www.lana-peace.com/1/1-2-032.html