2014年09月02日

あたたかい愛に包まれて霊界で育つ死産した赤ちゃん

エッセイ「生まれ出ることのなかった命とのつながり」 では、
流産や中絶によって会えなかったお子さんとのつながりについて書きましたが、
今日は死産したお子さんについてです。

あんなに頑張って出産したけれども、お子さんが亡くなったと聞かされた時、
あなたの悲しみはどれほど深かかったことでしょう…。
それを思うと胸が痛みます。
自分の身体の痛みがそのまま心の痛みに引き継がれ、
長い間、心も身体も苦しさでいっぱいだったことと思います。
赤ちゃんに一人寂しい思いをさせてしまった…と
罪悪感のような思いを持ち続けている方もいらっしゃるかもしれません。
でも、お子さんは決して寂しくしているわけではありません。

本当にそうなのだろうか…と疑問に思うかもしれませんが、
ダニオン・ブランクリー氏らの著書
『未来からの生還―臨死体験者が見た重大事件』に掲載されていた
フロリダのある女性のお話を聞くと、気持ちが変わってきます。
その女性は出産時、臨死体験をされましたが
その際、かつて死産した息子に巡り会えたのです。

※ダニオン・ブランクリー, ポール・ペリー著, 大野晶子訳
(1994)『未来からの生還―臨死体験者が見た重大事件』同朋舎出版

死産したお子さんは、母親にご縁のある人々に囲まれ
あたたかい愛情に包まれて、すくすくとあちらの世界で育っていたのです。
相手を慮るやさしさを携えて。

人間の人生、それぞれの寿命。
それをしっかりと見守ってあげたいと願う人(子)がいて、
それを願われている人(親)がいる…。
そこには親子の関係を超えて
一対一の人としての対等な関係が成り立っているのかもしれません。

死産したお子さんはあなたがあなた自身の人生を十分に、
幸せに生きることを願っているます。
それをどうか忘れないで。     

詳しくはこちらに書きました。
魂・霊と死後の生〜様々な思想〜 
「親の幸せを霊界から願うこども」
http://www.lana-peace.com/2/2-3-038.html