2014年09月01日

謙虚に地道にこつこつと 韓国出身のテノール歌手 ベー・チェチョル氏(배재철, Bae Jaechul)

韓国出身のテノール歌手 ベー・チェチョル氏(배재철, Bae Jaechul)は
「アジアのオペラ史上最高のテノール」と称されて
大活躍していた30代半ばに甲状腺がんが発覚し、
手術を受けられたのだそうです。2005年のことです。
チェチョル氏のがんの広がりは大きく、
がんの摘出手術の際、右の声帯、横隔膜を動かす神経に
支障がでてしまったそうです。
声楽家にとっての声、肺活量。それはとても大事にしたいもの。
がんの術後、医師からは
「もしあなたが歌うとすれば、陸上選手が一本の足だけで走るのと同じです」(※)
と言われたとのこと。

※ベー・チェチョル(2009)『奇跡の歌 声を失った天才テノール歌手の復活』
いのちのことば社フォレストブックス, pp.24-25

がんの手術の後、声を取り戻すために、
日本に来られて一色信彦先生の甲状軟骨形成術受けられました。
そしてチェチョル氏は地道に、一生懸命努力されました。
キリスト教の信仰を携えて。

今秋、日本でリサイタルを開かれます。
大きな困難な状況に向かった軌跡はチェチョル氏の自伝に
詳しく出ています。
日本の病気のこどもたちにも、ぜひ知ってほしい。
もちろん天賦の才を得た方ではあるけれども、
それは単に歌の才能だけではなく
困難にくじけないで、自分のなすべき事に気付き、
それに向かって謙虚に努力するという才能。

病気のためにやけになってしまいそうな気持ちのお子さんへ。
回り道しても、そこに道は続いているのだということ、
どうか忘れないで。

詳しくはこちらに書きました。
病気と一緒に生きていくこと 
「こつこつと歩み、開く道」
http://www.lana-peace.com/1/1-1-060.html

なお今月、来月にわたって名古屋、大阪、東京公演があるそうです。
妹が教えてくれたのだけれど、東京公演に間に合って良かった!
詳しくはベー・チェチョル氏のオフィシャルホームページをどうぞ。

私も東京公演に行ってきますので、
またブログの方で当日の様子をご紹介いたします!
その人の生き方があらわれた歌、とても楽しみです。