2014年08月07日

こどもの麻痺へのアプローチ(気を巡らす)

お子さんの麻痺のことで「何かこどもにいい治療はないだろうか」と
探していらっしゃるご家族にとって、朗報と思える選択肢を知りました。
頭皮に鍼を使って治療する方法です。

1歳2カ月のお子さんが長い痙攣をおこし、その後硬直が起こり、脳波にも異常が出て
どんどん悪化が進行して、某病院の医師から「命の保証はない」とまで告げられる
ほど深刻な状態だったお子さんが救命され、懸命の治療が続けられ、
4カ月後、リハビリ病院に転院となったある日、ご家族はある医師の紹介で
頭皮針の治療を知ることとなりました。
早速お子さんにその治療を受けさせたところ
翌日寝返りができるようになり、足の力が増したのだそうです。
その1週間後には腹這いをするようになったとのこと。
そして治療は続けられ、保育園の年中さんのときに
つかまり立ちで歩けるようになったのだそうです。

1つ1つの細胞にエネルギー(気)が満ち溢れ、それがそれぞれの役割を果たしながら
互いに協調し合って身体の仕組みができあがっていることを考えれば、
エネルギー(気)の滞りを失くして協調できる状態にすることは
良い結果を導くことができるのですね。
救われたお子さんがいたことを知って、私はとっても嬉しかったです!

永野先生の本に、そのお子さんの話が書かれていますので、
詳細をお知りになりたい方は、本を手に取られると良いと思います。
永野剛造(2014)『命をひらく頭皮針: 未来型治療で難病克服!!』三和書籍

なお、永野先生にうかがったところ、始めるのは早ければ早い方がいいけれど、
お子さんは大泉門が閉じていることが必要な条件となるそうです。

寝たきりの方が施術によって劇的に、今日から歩ける魔法ではありません。
すこしずつ変化を積み重ねる必要があります。
でもそれが、お子さんのより良く生きていける力を引き出すきっかけになるといいですね。