2018年12月26日

「どん底まで行ったら、後は上るしかない」 ―変えられない事実を受け容れた母

NICUの保育器の中にいる小さな姿の我が子を前に
涙が止まらなかったあるお母様。
病院に母乳を届けるために
目の前に我が子がいない状態で3時間おきに搾乳することが
どれだけ苦しく辛いのかを語っていた彼女。
でもある日、突然気持ちに変化が起こったのだそうです。
「どん底まで行ったら、後は上るしかない」
目の前で小さな手足を一生懸命動かしている
我が子の姿に彼女は気付かされたのでした。
「我が子が頑張っているのに、親が泣くのも変な話じゃないか?」と。

そこから彼女は思ったのだそうです。
「小さく生まれてきたけれど、これから大きくなればいい」と。
それからは保育器の前で我が子に見せる顔は
明るい笑顔に変えていったのだそうです。
もちろん山あり谷ありのNICU生活では
その後、赤ちゃんの生命が危ぶまれる時も何度かあって
彼女が涙をこらえることができない時もありました。
だけど赤ちゃんはそのたび乗り越えてきたのでした。

お母様からそのお話を伺った時、心がジーンとしました。
今はこうして明るく語ることのできている彼女が
どれほど大きな試練を経て来たのだろうかと思って。


変えられない事実に心が囚われたままになっていると
本当に苦しくて、それは一生続いていく。
なぜならその事実は決して消えないのだから。
でも、その事実から派生する自分の感情をどう変えていくかは
その人自身の手に委ねられている。
彼女の話からそう思いました。

そして気持ちを変えることは
本人のみならず、家族も変えていくって思いました。
その赤ちゃんその後どうなったのか?
たくましく育っていきました。
自分が大変な時にママは笑顔や愛情を
いっぱい注ぎ続けてくれたから。
今いろいろ大変な局面を迎えているけれど、
きっと親が思う以上の頑張りを見せてくれるんだと思います。


新しく始まる治療で元気になって
おうちに帰ろうね。
あなたのこと大好きなお姉ちゃんも
首を長くして、あなたのこと待ってくれているから。

椿「白拍子」

今日は椿の「白拍子」のご紹介。

病気で外に遊びに行けないお子さんに
見せてあげたいなと思ってのせました。

けいこかふぇ
「いっしょにあそぼ き」つばき(しらびょうし)
http://www.keiko-cafe.com/asobo/ki/tsubaki/shirabyoshi2.html
http://www.keiko-cafe.com/